概要
ファイル履歴で一部のフォルダやファイルがバックアップされず,イベントログに 201 が記録される。
イベントログの場所は
アプリケーションとサービスログ – Microsoft -Windows – FileHistory-Engine
対応
FileHistory-Core イベントID 100 の場合
ファイル名が多言語の場合,バックアップ対象から外れる。以下は一例。ファイル名は中国語だった。
ファイル名を変更するしかない。
ログの名前: Microsoft-Windows-FileHistory-Engine/BackupLog
ソース: Microsoft-Windows-FileHistory-Engine
イベント ID: 100
タスクのカテゴリ: なし
レベル: エラー
キーワード:
説明:
ファイルの完全パスが MAX_PATH 上限を超えているため、または、サポートされていない文字を含んでいるため、ファイルはバックアップされませんでした:C:\someuser\tool\Glary\languages\シ袒ミホト.lng
ファイルを保護する場合は、ディレクトリとファイルの名前を別のものにしてください。
FileHistory-Core イベントID 201 の場合
ログの名前: Microsoft-Windows-FileHistory-Engine/BackupLog
ソース: Microsoft-Windows-FileHistory-Core
イベント ID: 201
レベル: エラー
キーワード:
ユーザー: SYSTEM
説明:
構成 C:\Users\____\AppData\Local\Microsoft\Windows\FileHistory\Configuration\Config でユーザー ライブラリの変更のスキャンと変更されたファイルのバックアップを実行できません
フォルダやファイルのアクセス権の確認
ファイルやフォルダのアクセス権に SYSTEM が含まれていない場合エラーとなる。
SYSTEM に読み取り権限を与える
Google Drive フォルダは不可
バックアップ対象に,Google Drive と同期しているフォルダがあるとバックアップが途中で止まる。サブフォルダにも対象フォルダにも含まれないようにする。
シンボリックリンクフォルダは無効
FileHistory-EventListener イベントログID 106 が発生する。
ディレクトリは再解析ポイントであるため、バックアップされませんでした:
xxxxxxxxxxxxxxxx
ディレクトリを保護する場合は、再解析ポイントを削除してください。
リンク先のフォルダを直接指定するしかない
ファイル名半角,全角問題
123.txt と 123.txt は同一ファイルとみなされる
Windows のバージョンアップで解消されるのを待つしかない
論考
ファイル履歴機能は,現場での運用に耐えられる仕様ではなく バックアップできていないという最悪なケースを発生させる要因が多すぎる。他のバックアップ方法と併用するか,またはファイル履歴は使用しないことを奨励する。
プロパティ
Windows 10 Pro 22H2
コメント